はきだめに鶴ならば
今週は、選挙です。
先日、私の家にも投票用紙が届きました。私と妻の分だけかと思いきや、高校生の息子の分の投票用紙も届き、何だか時の流れを感じます。
しかし、一所懸命に選挙戦を戦っている方には申し訳ないのですが、ここまで心ときめかない選挙戦も珍しいです。
どの政党もバラマキばかりで、財政赤字をどう解消させるのか、全然分かりません。
ということでっ!一時期、大問題になっていた、文芸春秋、読んでみました。
こちら、省庁の中枢である、財務事務次官(役人のトップですか)の矢野氏が、選挙受けを狙って耳障りのいい政策ばかり言ってる政治家を戒める投稿をして、進退問題になった書。
国会答弁などで何度か登場し、酷いにあっていたグレイヘアのナイスミドル。与党議員からも救いの手をもらえず、野党議員に執拗に責められていた記憶あります。
よほど国会でムカついたのか、バラマキ合戦になっている政治家を痛烈に批判しています。
政治家さんは目の色変えて、「国民の代表たる政治家を批判するとはけしからん!」と言っているようですが、読んでみると、当たり前の事が書いてあるだけのような。。。
大盤振る舞いしている財源、日本にないよ、と。次の世代が困るだけだよ、と。
一部政治家さんが、「このコロナ下で苦しんでいる人たちがいるのに、予算を削ろうなんて、常識外れだ!」と的違いな事を言っていますが、本には、予算を縮小しろとは書いてありません。
使い方がおかしいとは書いてあり、「大規模な予算も、、、投資に回さなければ需要創出につながらず、GDPギャップは埋まらない」とはっきり書いてあります。
この方、「次に繋がる金の使い方をしろ」と言ってるわけですね。いや、正論。
企業であれば、設備投資をせずに、接待交際費にばかり使っているようなものでしょうか。
う~ん、ここまではっきりした意見を持っている人なら、立候補して欲しいなーとか思うのですが、それとこれとは話が別でしょうか。
ひとまず、清き一票を息子と共に入れてきます。